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経済産業省 、アニメの制作工程管理システムを開発

経済産業省がアニメーションの制作工程を管理できるシステムを開発したことを朝日新聞が報じた。

アニメの制作工程作業の進ちょく状況やコストを容易に管理でき、作業効率化や予算管理の透明性向上などの効果を期待できる。アニメ産業は中小・零細企業が大半を占め、作業工程や資金などがシステム的に管理されていない。新システムの普及により、アニメ事業者の経営基盤を底上げすると同時に人材育成にも役立てる考えだ。

 新システムは利用者がインターネットを通じて活用する。アニメ制作会社のプロデューサーは作業工程や、スケジュール計画を容易に設計できる。日々の各作業の進ちょく状況の確認や、作業依頼に伴う発注伝票の自動作成ができる。アニメ制作の工程は内容が途中で変わりやすく、作業の行き戻りが多い。新システムは新たに必要になった工程や作業などを入力すれば、柔軟に作業工程を組み替えられ、管理できるのが特徴だ。

 同システムはコンテンツビジネス投資などを手掛けるシンク(東京都港区)が運営する。教育関係機関には導入時の実費のみで提供。事業者には製品として相応の価格で提供する。経産省は同システムの内容について26日に東京・秋葉原でシンポジウムを開催する。

 最近はアニメが映画やゲーム、音楽など他のコンテンツとの融合が進んだり、国際的な共同製作の動きが活発化したりしている。ただ、こうした状況に対応するには外部からの資金調達や国際分業の展開などが必要となり、中小・零細が大半のアニメ事業者の作業管理の改善が課題となっていた。