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高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展

この夏、東京江東区にある東京現代美術館で、『風の谷のナウシカ』から『崖の上のポニョ』までスタジオ・ジブリが手がけたアニメーションのレイアウトを展示する「高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展」の開催が決定した。

レイアウトとは、作品の土台となる絵コンテを基に、実際にアニメーション製作をする際に必要な指示を全て描いた作品の設計図とも言えるもの。レイアウトには登場人物の動きや、背景への指示、カメラが移動する際に関する速度や画面処理について詳細に描かれており、分業化が進むアニメ製作の現場において、作品のクオリティを左右する重要な役割を果たしている。

このレイアウトが日本のアニメに正式にシステムとして導入されたのは1974年に放映されたTVアニメ『アルプスの少女ハイジ』から。この時の演出家が高畑勲監督で、“場面設定・画面構成”の名でレイアウトを担当したのが宮崎駿監督だった。かつて宮崎監督は「今、一番必要なのは有能なアニメーターよりも、有能なレイアウトマン」と発言しており、アニメ製作におけるレイアウトの重要性を伺い知ることができる。

今回の展覧会ではスタジオ・ジブリの母体となったトップクラフトが手がけた『風の谷のナウシカ』を始め、今夏に公開が予定されている宮崎監督の最新作『崖の上のポニョ』の宮崎監督直筆レイアウトなど、約1000点を一挙に展示する。これまで宮崎アニメの土台を成す絵コンテは書籍化されてきたが、アニメ製作の根幹となるレイアウトの多くはファンの目に触れることがなく、今回の展覧会は高畑・宮崎アニメの心臓部に迫る非常に貴重な機会となっている。